本日はLITEWAY(ライトウェイ) PYRAOMM SOLO TARP、DUO TARPをご紹介させていただきます。
※内容が長いため、お時間がある際にお読みください。

PYRAOMM TARPは LITEWAYのシェルターの中でも人気のシリーズ。
現在でもハンドメイド製造にこだわり、細部まで作りこまれた確かなシェルターです。

PYRAOMM TARP ※SOLO、DUO共通仕様部分
メインの素材は強度と重量のバランスの良い1.1 oz Silpoly 20D Ripstop(シルポリ)を使用。
ポリエステルはナイロンに比べて雨や結露などで生地が濡れた際の保水率がすくないため、テント泊翌日の重量に違いがでます。
1泊のハイキングでは違いは感じずらいですが、連泊時やギアなどが多く重量がかさんだ場合などは大きな違いが実感できます。
また20Dという生地の厚さも絶妙です。10Dだと軽量にはできるが強度面での不安がでてきます。30Dだと強度面では安心できましが重量がかさみます。
PYRAOMM TARPの20Dの場合、重量面、強度面のバランスがよい厚みとなっております。
※生地の厚みの良し悪しに関してはシェルターに求めることで変わってきます。軽量なモデルを求める場合は10D、強度が必要な場合は30Dのモデルなど。

シェルター側面

Silpoly&カテナリーカットにより、シェルターが雨や夜露で重くなった際のガイライン調整の手間が軽減されております。
またカテナリーカットを採用しているので、風を受け流しやすく、耐風性の高い構造です。

シェルター側面や出入口についているラインロック(自在金具)にガイラインを取り付け、テンションをかけることで耐風性の向上や室内空間を広げることができます。※テンションをかけすぎると幕の裾がたわみ、降雨の際に水がたまるのでテンションのかけすぎにはご注意ください。
※別途ガイラインが必要になります。

入り口部分
SOLO 後ろ部分

室内空間に関しては、デットスペースになりがちな端の部分が広がりことで、居住性に大きな違いがでます。この機能はスタッフ一押しです。

サイド部分、テンションをかけた状態 ※テンションのかけすぎ注意。幕の裾がたわみ、降雨の際に水がたまる
SOLO 後部、テンションをかけた状態
SOLO 後部、テンションをかけてない状態
風が弱い場合は一か所にとめると楽です※入口、サイド部分も同様

出入口のジッパーには安心のYKKアクアガードを備え、スムーズな開閉性を持ちながら高い防水性を誇ります。

ダブルジップ仕様なため、上部のジッパーを開けることでシェルター内からの外部の確認が容易&確認時に外部から室内がみえることを防いでくれます。
シェルター内が荒れがちなかたや、女性にはうれしい機能ではないでしょうか。
また天候が安定しているときはちょっとしたベンチレーションとしても活用ができます。

ジッパーの下部にはバックルによるロック機能付き。強風時など、ジッパーの負担を軽減し、破損リスクを大幅に下げてくれます。

シェルター内部メッシュ箇所

サイドのベンチレーション部分には、メッシュ生地がついているため、飛んでくる虫などの侵入を軽減してくれます。

気密性を高めたい場合は閉じることも可能

ここからはSOLOとDUOの個別の仕様を紹介


PYRAOMM SOLO TARP
1人用の重量410g(ガイライン、スタッフバッグ含む)の超軽量タープシェルター。

設営は最小4本のペグでポールをA型に立てるか、頭頂部のラインロックを使用して吊り下げて設営できます。

頭頂部ラインロック

ポールをA型で立てる場合は同社からでている、「A-FRAME CONNECTOR」を使用すると簡単に設営が可能です。A-FRAME CONNECTORはこちら☚

ポール125㎝で設営

トレッキングポール一本を斜めに設置すれば、最低限の移住空間を保ちつつ設営も可能となっております。
スタッフはポールを使用する場合は1本派のため、この設営方法をよく採用。
耐風性を高めたい場合や下からの隙間風の侵入を抑えたいときはポールの長さは120㎝
風が弱い場合や 居住性を高めたいときは125~130㎝と状況によって使い分けております。
※こちらの設営方法は通常の張り方より、耐風性が落ちるため強風時使用はできません。また最低6か所のペグダウンが必要となります。

出入り口はフロントの一か所となります。

マットの長さ183×50㎝

サイズは276×120㎝・高さ120㎝
169㎝のスタッフは広々と使用しております。

頭を上げても幕にあたりません

シェルター内の中心で、あぐらの状態でも頭が幕にあたることはありません。

画像バックパックは同社 GRAMLESS PACK ULTRA 35L

全室部分もある程度は確保できるので、シューズやザック置き場、ちょっとした調理スペースとしてもご利用ができます。
※身長175㎝以上の方は手狭に感じる可能性があるためDUOがおすすめです。

収納サイズは約16×15×10㎝と非常にコンパクトのため、バックパックのサイドポケットが大きめであれば収納も可能です。

画像バックパックは同社のGRAMLESS PACKになります。※サイドポケットの容量は2L
GRAMLESS PACKの詳細はこちらから☚
BLOGでもご紹介しております。
BLOGはこちらから☚

別売りオプションのメッシュインナーを使用すれば、虫が気になる季節でも快適に過ごすことができ、多様な季節やシーンで活躍してくれます。

【Spec】
・素材:1.1 oz Silpoly 20D Ripstop
・耐水圧:2000㎜
・重量:360g / 410g(ガイライン、スタッフバッグ含めた場合)
・サイズ:276×120㎝・高さ120㎝
      約 16×15×10㎝ (収納サイズ)
・収容人数:1名
・付属品:ダイニーマガイライン×8(2.5m×4、1.5m×4 )、スタッフバッグ

オンラインストアはこちらから
PYRAOMM SOLO TARP☚

PYRAOMM DUO TARP
2名で使えながら、重量495g(ガイライン、スタッフバッグ含む)の超軽量タープシェルター。

設営はポール1本&最低4本のペグでたてることができるので非常に簡単です。※出入口固定時は6本

SOLOと同様に頭頂部のラインロックを使用して吊り下げて設営か 「A-FRAME CONNECTOR」を使用しての設営も可能です。

収納サイズは 約20×16×10㎝ と非常にコンパクト。

SOLO 同様GRAMLESS PACKのサイドポケットに収納可能です。

2名用のため出入り口は前後2か所に配置。
2人で使用した際、出入りがしやすいことはもちろんですが、夏季など気温が高い時期は両方のジッパーを開放することで、風通しを良くして快適に過ごすことができます。

別売りオプションのメッシュインナーを使用すれば、虫が気になる季節でも快適に過ごすことができ、多様な季節やシーンで活躍してくれます。

【Spec】
・素材:1.1 oz Silpoly 20D Ripstop
・耐水圧:2000㎜
・重量:440g / 495g(ガイライン、スタッフバッグ含めた場合)
・サイズ:272×164㎝・高さ130㎝
・収納サイズ:約20×16×10㎝
・収容人数:2名
・付属品:ダイニーマガイライン×8(2.5m×4、1.5m×4 )、スタッフバッグ

オンラインストアはこちらから
PYRAOMM DUO TARP☚

SOLOかDUO、選ぶポイントは
SOLO
ある程度荷物の軽量化ができており、バックパックのサイズが40ℓ以下に抑えられている方、もしくわ抑えたい方など。
軽量性、携帯性を重視はしているが、ある程度の居住性も欲しい方。
行動時間が長く、シェルターは過ごすより、寝ることがメインの方。
広めの設営スペースの確保が難しい方や、混雑したテント場で設営することが多い方。

DUO
ソロからデュオハイキングまで、両方を一つのシェルターで楽しみたい方。
ハイキング以外にもバイクパッキングやキャンプなど、多様な外遊びを楽しみたい方。
テント場での時間をゆっくり、ゆったり楽しみたい方。
身長が175㎝以上の方や、体格ががっしりしている方。
ソロハイクで居住性を重視しながら、軽量性も譲れない方.

画像はPYRAOMM SOLO TARP

ここからははじめてピラミッド型フロアレスシェルターを使用する際のちょっとしたポイントをご説明
ピラミッド型フロアレスシェルターはハードルが高いと思う方も多いかと思われますが、適切な状況で使用すれば安全かつ快適なハイキングが楽しめます。

日本の山岳シーンで定番のダブルウォールテントと比べて、半分ほどの重量になるため大幅な軽量化が可能となり、歩くことがメインのハイキングでは大幅にメリットが生まれます。
またフロアがないことで自由が高く、室内で調理が可能な点や、汚れたものをおける、撤収が早いなど、つかいこなせばメリットも多岐にわたります。
フロアがないため泥汚れなどが付きにくく、メンテナンスが楽な所もスタッフは気に入っております。

スタッフはPYRAOMM SOLOメインに使用しており、下記のことに注意しながら使用しハイキングを楽しんでおります。
・自立式ドームテントに比べて耐風性は高くないため、強風が予想される場合や、森林限界を超えたテント場はさける。
・風をできるだけ避けられる場所に設営する。
・風が緩やかな場合でも、ガイラインはしっかりととる。
・有害な虫が多い季節や場所では、無理はせずメッシュインナーを使用するか、メッシュ付きの別のシェルターを使用する。
・降雨が多いことが予想される場合はフロア付きのモデルを使用する。
・雨が降った際に水が流れそうな場所での設営はさける。

はじめて使用する場合はいきなりフィールドで使用はせず、まずは自宅の庭、キャンプ場などで設営し、シュミレーションをしてみましょう。
事前に確認しておけば足りないことの確認や、不安の解消などもできるのでおすすめです。
スタッフは新しいギアを導入する際はできるだけ、事前確認や使用環境に近い状況で試すようにしております。

ご使用前におこなっておきたい事
Silpoly の生地を使用したPYRAOMM TARPは、縫い目部分にシームテープの処理ができないため、シームシーリング処理をおすすめします。

シームシーリング処理について※メーカーサイトから引用
LITEWAYのシェルターは、少々の雨には耐えられる設計になっています。
しかし、激しい雨や長時間の雨では雨漏りの可能性が高まってしまうため、「シームシーリング処理(※1)」を行うことで、より快適かつ安心してシェルターで過ごすことができます。
※1・・・シェルターの縫い目部分に専用の溶剤やテープで目止めして、縫い目の隙間から雨や冷気の侵入を防ぐこと
LITEWAYが推奨しているのは「GEAR AID」社の「SEAM GRIP+SIL」なので、出来る限りこちらを使用してください。
「GEAR AID・SEAM GRIP+SIL」はこちらから☚

かなり長い内容になってしまいましたが、最後までお付き合いいただき誠ありがとうございました。

LITEWAY・PYRAOMM SOLO TARP、DUO TARPははじめてピラミッド型フロアレスシェルターを使用する方にも使いやすく仕様となっております。
もちろん、ベテランの方でも納得かつ楽しめる細部まで作りこまれたおすすめのシェルターです。

スタッフが実際にフィールドで使用しているシェルターですので、使用感などご不明点がございましたらお気軽にお問い合わせください。

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