少し前の話になりますが、8月下旬のお休みに北アルプスの雲ノ平までハイキングに行ってきたのでご紹介させていただきます。
雲ノ平は北アルプスの最深部にあり、日本最後の秘境の地といわれている登山者には憧れの地ともいわれている人気の場所です。
主な登山口は富山県の折立登山口と長野県の新穂高温泉登山口があり、今回は新穂高温泉登山口から登り始めました。
7月来た槍ヶ岳とは異なる双六岳・笠ヶ岳方面からスタート。
8月かつ人気ルートなだけあり、平日ですがかなりの賑わいで、皆さん北アルプスを満喫されておりました。
小池新道登山口はまでは傾斜もなく、整備された道。
途中にあったワサビ平小屋ではこれから登る方から、下山される方まで様々な方が休憩をされておりました。
小池新道登山口からは本格的な登山道に
道も岩が中心となり、気を付けながら歩いていきます。
当日の天気は最高の晴れ模様でしたが、気温がなんと30℃と標高2000m地点とは思えない暑さに、かなり体力を削られました。
途中すれ違う方々も皆様、この暑さに大分苦戦を強いられている様子。
ペース配分に気を付けながら、水分補給をしっかりと行い、登っていきます。
途中の鏡平山荘で小休憩&水の補給をさせていただき、先へ歩みをすすめます。
鏡平山荘から鏡平分岐までは中々の傾斜でした。
鏡平分岐以降は気持ちのよい稜線が続き快適に歩きながら、双六小屋に到着。
双六小屋テント場ではすでに多くの方がテントを張っておりました。
当日は三俣山荘にテント泊の為、先をいそぎます。
双六小屋から三俣蓮華岳手前までのルートは、歩きやすい道が続きましたが、それ以降はゴロゴロした岩の道が続き、1日目最後にして中々の苦戦を強いられながら、三俣山荘へ到着。
やはり人気の山荘なだけあり、かなりの混み具合。
早々に受付を済ませ、テント設営、寝床の用意を行いました。
準備を終わらせ、明日登る鷲羽岳を肴に一人宴を開始。
明日は早めの出発だった事もあり、早々に就寝いたしまいた。
2日目は日の出前に三俣山荘を出発。
歩いて数分の地点には数日前に開通したラストフロンティア・伊藤新道の分岐が。
今度、絶対に歩こうと心に誓い、鷲羽岳へ出発。
日も出ておらずヘッドランプの明かりのみであるきましたが、目印もわかりやすく道も整備されていたので迷わず山頂に到着いたしました。
途中ガスが発生し、ヘッドランプの明かりが乱反射しみづらい場面などがありましたが、慎重に歩みをすすめ、ワリモ岳へ。
AM5時前頃から太陽が顔を出し始めました。
祖父岳山頂につく頃には朝が山々を赤く染め、今回の目的地の雲ノ平も眼下に。
これを見たくて早出をしてきたので、タイミングばっちりで頑張ったかいがありました。
祖父岳山頂からの景色をたっぷりと堪能して、今回の最大目的地の雲ノ平山荘へ出発いたしました。
祖父岳を降りてからは比較的なだらかな道で、朝日を浴びながら雲ノ平山荘までトレイルを堪能。
一時間ほどで雲ノ平山荘に到着いたしました。
早朝という事もあり、雲ノ平山荘では宿泊されていた方々が出発の準備や朝食を堪能し、にぎわっておりました。
わたくしは脇にあったベンチをお借りして、休憩及び帰りの道の確認。
宿泊していた方から雲ノ平山荘の素晴らしをレクチャーされ、次回は絶対泊まろう!と心に固く誓い、名残惜しくも雲ノ平山荘を出発いたしました。
途中、祖父岳分岐から黒部川水源地標の間のトレイルが写真で見るような海外トレイルようで、これまでの疲れが吹き飛んでしまうほど感動。
機会があればぜひいってみていただきたいおすすめのトレイルです。
その後は黒部川水源地を経由し、朝出発した三俣山荘へ到着。
休憩、補給を済ませて三俣蓮華岳へ出発。
途中、ガスが発生してしまい景色はお預けとなりましたが、そのおかげか雷鳥のヒナも顔をだしてくれる嬉しいサプライズを味わいながら、三俣蓮華岳山頂へ到着いたしました。
ガスで景色の堪能もできなかったので早々に出発し、丸山、双六岳を経由し、途中、雷雨などもありましたが、無事新穂高温泉に下山いたしました。
今回の雲ノ平までのハイキングですが、私的には非常に楽しく勉強になることだらけの充実した内容となりました。
日本最後の秘境の地、雲ノ平。ご興味あるかたは是非行ってみてください。