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10月上旬のお休みに、北アルプスの奥穂高岳、ジャンダルム、西穂高岳へハイキングを楽しんできました。

 

ルート概要と準備

今回は新穂高温泉から白出沢を経由し、奥穂高岳へ、そこからジャンダルム、西穂高岳へ向かい、西穂高口からロープウェイを使い下山するコースを選択しました。

新穂高温泉の駐車場は中々の混みよう。2週間前に来た時より時間が早かったこともあり前回よりは空いていましたが、かなりの人が入っているようでした。10月に入ったにしては気温が高かったので、歩き始めはRIDGE MOUNTAIN GEAR Merino Basic Tee Short Sleeveに、今回は岩場のルートがメインのため昔から愛用している、クライミングメーカーのロングパンツを選択。※10月以降は気温もおちてくるので、RIDGE MOUNTAIN GEAR Merino Basic Tee Long Sleeveもおすすめです。

 

ハイキング開始

前回と同様に白出沢出合までは歩きやすい林道で景観を楽しみながらのハイキング。最近は中々天候に恵まれずにいましたが、今回はバッチリな晴れ模様で期待に胸がふくらみます。

ほどなくして奥穂高岳に続く白出沢口に到着しました。

重太郎橋の手前までは傾斜もきつくなく、ルートも分かりやすかったので、快適に歩くことができました。

途中これから向かう奥穂高岳が見え、中々の距離にテンションがあがります。

少し歩くと振り返れば笠ヶ岳や抜戸岳も見えました。

 

本格的な登り

重太郎橋を越えると道もガレ場となり傾斜も本格的な登りへとなっていきました。ここでヘルメットを装着しました。

途中切り立った岸壁のトラバースや長めのハシゴ、中々な傾斜の岸壁登りを楽しみながら歩くことができました。

 

荷継小屋跡を過ぎるとガレ場の長~い登りに突入。このガレ場は傾斜もさることながら、一つ一つの岩も大きいかつ浮石も多く、岩を避けた場合の砂利道は滑るため、かなり歩きにくく苦戦を強いられました。

長いガレ場の最終地点。ここを超えると穂高岳山荘

 

穂高岳山荘到着

なんとか長く歩きづらいガレ場をこなすと、すぐに穂高岳山荘に到着。穂高岳山荘は平日にもかかわらずかなりの人でにぎわっていました。

ここ超えて奥穂高岳に向かいます。結構な傾斜です。

ここで少し休憩がてらの食事タイム。晴天のおかげで周りの山々を観賞しながらの、最高に贅沢な食事となりました。

反対には涸沢岳が

 

奥穂高岳へ

眼下に見えるのはさきほどまでいた穂高岳山荘、奥は槍ヶ岳も

最高の食事タイムのおかげで、体力も回復。これからが本番なため、入念に準備をし、奥穂高岳へと歩き始めました。奥穂高岳までの道は先ほどに比べて、とても歩きやすく軽快に足を進めることができました。

途中、風が強くなってきたため、RIDGE MOUNTAIN GEAR (リッジマウンテンギア)Basic Long Sleeve Shirt Stripeを着用。通気素材Primeflex®×Dot Air®2Wayのおかげで、適度に風を防ぎつつもハイクアップ時でも暑くなりすぎず快適に登ることができました。その後標高が上がり、気温が下がったため、更にレインジャケットを着用しましたが、高通気のおかげで中で蒸れる感覚もなく歩けました。※高通気素材のため寒がりの方や晩秋以降は、新しくリリースされたMerino Basic Long Sleeve Shirtもおすすめです。

穂高岳山荘を出発して30分ほどで奥穂高岳山頂へ到着。

3190mから見る圧巻の景色を堪能しながら、山頂で一緒になった方々と喜びを分かち合いました。

山頂にある展望図

 

ジャンダルムへ

画像の中心にある一番高い岩山がジャンダルムの頂

奥穂高岳を十分に堪能して次なる目的地、ジャンダルムへと歩みを進め始めました。ここからは難所が続くため、気を引き締め慎重に進みます。

馬の背上部からの眼下の様子

歩き始めてすぐに有名な馬の背のナイフリッジが登場。奥穂高岳側からの場合降ることになるため、足場の確認を怠らずに慎重に進みました。

馬の背をしたから見たの様子。すれ違った方が登っています

馬の背を超えてもガレ場が続くため、油断はできません。

ほどなくするとまたしても難所のロバの耳が出現。馬の背とは対照で今回は登ることになるので、しっかりと持ちやすい岩を確認しながら登っていきます。

細い道を鎖を使い慎重にトラバースしてきます
トラバース中の眼下の様子

途中落ちたら重大事故となる、切り立った岸壁の細い道を慎重にトラバースし、ロバの耳を通過しました。

 

ジャンダルム到達

目の前に現れたジャンダルム

ロバの耳を超えるとジャンダルムをまじかに確認。今回最大の目的地のためテンションがあがります。

直前では先ほどまでのような危険個所はありませんが、相変わらずのガレ場道のため、慎重に進んでいきます。頂上とりつきの最後の登りをクリアし、ジャンダルムの頂に立つことができました。

山頂では最高の晴天とみんな大好きジャンダルムの天使、3代目と4代目の超豪華なお出迎えがまっていました。

奥穂高岳

休憩をかねて周囲の景色を堪能。先ほど通った奥穂高岳から奥には槍ヶ岳、これから向かう西穂高など周囲の山々が一望でき、ここまでの疲れが吹き飛びます。

偶然にも頂上は誰もいなく、ジャンダルムの頂を独り占めしてしまうという、贅沢極まりない時間でした。

西穂高岳へ

30分ほどこの贅沢な時間を堪能し、天使との別れを惜しみながら、次なる目的地の天狗ノ頭、間ノ岳へと歩き始めました。

歩きずらい道が続きます

ガレ場やちょっとしたクライミング要素のあるルートを楽しみながら、天狗の頭へ到着、そのまますぐに先にある有名なスポット、逆層スラブへ向かいました。

逆層スラブの上部からの様子

逆層スラブはきれいにスパッと切れた岩肌の、中々の傾斜ルートですが、鎖もしっかりと設置されていたので、慎重かつ楽しみながら降りることができました。

逆層スラブ降りきった位置からの様子

逆層スラブを無事クリアしそのまま間ノ岳を通過し、間ノ岳、西穂高岳の山頂を目指しました。

間ノ岳山頂
歩きにくいガレ場が続きます
奥には西穂高岳、とりつきでクライミング要素のあるルートがあります

西穂高岳までのルートですが、ガレ場や要所要所で出てくるちょっとしたクライミング要素のあるルートが地味にきつく、さらにここまでの疲れも重なり中々苦労しましたが、なんとか、西穂高岳山頂へ到着しました。

いままで歩いてきた経路

下山

山頂では先行の方がけん玉を楽しんでおり、これまで歩いてきた経路とけん玉観賞をするという、中々レアな体験を満喫。

けん玉をされていた方と楽しく談笑もさせていただき、その後、西穂独表、西穂山荘を経由し、西穂高口駅からロープウェイで新穂高温泉へ下山しました。

西穂山荘
西穂高口駅手前の頂の森

今回のハイキングではルートの難易度、標高差などハードな内容ではありましたが、天候に恵まれたこともあり、とても充実した内容になりました。このルートを歩くことで現在の技術や体力など様々な面で足りない部分を確認することができたので、今回の経験を次なるハイキングの糧にしていきたいです。

今回のルートは、国内の中でも難ルートと言われるだけあり、高い登山の技術や知識、ルートに対して余裕をもって歩ききる体力など、様々な要素が必要となり、どなたにでもおすすめです。とは言えませんが、自分の中では歩きごたえたっぷりの非常に楽しいルートでした。

今後、今回のルートを歩きたい方はしっかりとした準備、トレーニングを重ねて、ジャンダルムの天使に会いにいってみてはいかがでしょうか。
※個人的には登攀(クライミング)の要素が出てくる場合に備えて、事前にクライミングジムなどで練習をしておくと技術もそうですが、メンタルの面でもよいトレーニングになりおすすめです。

最後までご愛読いただき誠にありがとうございました。

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