本日は2月中旬のお休みに甲斐駒ヶ岳へハイキングに行ってきたのでご紹介させていただきます。

今回は尾白川渓谷駐車場から歩き始め、日本三大急登の黒戸尾根を経由し、甲斐駒ヶ岳を目指しました。
当日は終始快晴、気温も2月とは思えない気温で、早朝にもかかわらず0℃を下回っていませんでした。
尾白川渓谷駐車場からすぐにある駒ケ岳神社にご挨拶をし、本格的なハイキングが開始。

さすが日本三大急登の黒戸尾根、歩き始めからかなりの登り。
最初に飛ばし過ぎるとあとに響くため、ややペースを抑えて登っていきます。

今年は暖冬ということもあり、標高が低い位置では雪がない道が多数点在。

笹ノ平分岐をすぎると傾斜も緩まり、景色を楽しむ余裕もでて快適なハイキングに。

土日にたくさんの方がハイキングを楽しんだようで、トレースもしっかりあり、道に迷うことなく歩くことができました。

ただ日が高くなり気温が一気に上がったため、雪がだいぶゆるくスパイクに雪団子がつきはじめ、なかなかの苦戦を強いられました。

刀利天狗あたりからはルートの難易度も上がり、12本ヅメアイゼンに付け替えていたこともありより、慎重に登っていきます。

五合目周辺

五合目を過ぎたあたりからは緩やかだった傾斜も強くなり、鎖場や急なハシゴなども多くなっていきました。

途中、本日の目的地の甲斐駒ヶ岳山頂を確認しながら、着実に登っていきます。

七丈小屋

着実に高度を上げていくと人気の山小屋、七丈小屋が。
脇のスペースをお借りして山頂に備えた休憩を兼ねながら、アイゼン、ヘルメット、ピッケルなどの装備の確認をおこない歩き始めました。

七丈小屋を過ぎたあたりからは積雪量も多くなりました。気温が非常に高いせいで、雪がゆるくアイゼンのききが悪いため、普段よりも踏み込みが必要となり体力を消耗していきます。

八合目

八合目を過ごるとこれまで以上に難易度があがり、滑落がすれば助からない箇所も出てくるため、最新の注意をはらい歩いていきます。

危険個所の登り、降りの最初の地点に注意喚起の看板があります。
烏帽子岩の二本剣

八合目を過ぎたあたりで有名な、烏帽子岩の二本剣を確認。

山頂までもう少し
甲斐駒ヶ岳山頂

先ほど見えた二本剣付近も慎重に通過し、最後は山頂手前の稜線を満喫しながら、甲斐駒ヶ岳山頂に到着しました。

北岳、間ノ岳
富士山、鳳凰三山
八ヶ岳

山頂からは八ヶ岳、鳳凰三山、北岳、間ノ岳、仙丈ケ岳、遠くには富士山、北アルプスなどを見ることでき、最高に贅沢な景色を味わうことができました。

風も穏やかで、気温もとても暖かったため、最高に贅沢な景色を堪能しながらの食事タイム。

贅沢な食事タイムを満喫した後は、下山のための準備を開始。
今回の下山は来た道と同じルートを使用。行きで通った危険個所を再度通るため、装備を再確認。
降りは登り以上に難易度が上がるため、慎重かつ安全を重視し下山をいたしました。

今回のハイキングでは体力面や雪山の総合力が試され、とても勉強になりながら楽しく歩くことができました。
特に気温が高いことで生じたゆるい雪でのアイゼン歩行は、なかなかの曲者で大変ではありましたが、よい体験となりました。

まだまだ冬のハイキングシーズンは続きます。
雪山以外でも低山や里山ハイキングであれば手軽に楽しめ、冬しか味わえないことも多々あるので、お出かけしてみてはいかがでしょうか。

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